美容院と市販品との白髪染めの違い

美容院と市販の白髪染めでは何が違う? それぞれのメリットとデメリットとは

髪の事ならプロである美容師にお任せするのが当然で、白髪に関しても美容院ならムラなくキレイな髪色に染めてくれますし、色についても相談にのってくれるので安心です。

 

一方、市販されている白髪染めも負けてはいません。

 

最近では美容成分や補修成分が配合されて美髪に染まるものが増え、カラーバリエーションも豊富になっています。

 

美容院で白髪を染めてもらうのと市販の白髪染めを使って自分で染めるのとでは、プロとド素人の違いはありますが、白髪を染める目的でヘアカラー剤を使うのは同じはずですよね。

 

しかし、美容院に比べ市販されている白髪染めは髪が傷みやすいと言います。なぜこのような差ができてしまうのでしょうか?それぞれのメリットとデメリットを見てみましょう。

市販の白髪染めでは無理!髪の状態に合わせるプロの技!

市販されている白髪染めのメリットは、スーパーやドラッグストアなどの身近なところで安価に入手でき、染めたい時に染められて、素人でも扱いやすく短時間でも染まるように作られていること。

 

美容院で白髪染めを行うメリットは、染める色や髪の悩みを相談できて、その時の髪の状態に合った負担の少ない染め方をしてくれること。ツヤがあってまとまりのある美髪に仕上がるのはやはりプロの技ですよね。

 

では、なぜ市販の白髪染めでは髪が傷みやすいのか?
この差が生まれるポイントは、ブリーチする作用に大きく関わっている2剤の過酸化水素の濃度の違いです。この過酸化水素の濃度が必要以上に濃ければ髪にダメージを与えてしまいます。

 

美容院では1剤と2剤を混ぜるタイプのものを使うことが多く、この時に使われる2剤の過酸化水素の濃度を1〜6%に調整が可能で、その時の髪の状態に合わせて使い分けることができます。しかし、市販されている白髪染めは短時間で染まるよう過酸化水素の濃度が濃く約6%とされていますので、髪の状態に合わせて調整することができません。

 

なので、市販の白髪染めのデメリットとして、美容院で行う白髪染めに比べて髪が傷みやすいという現状があります。その他、頭頂部や後頭部が見えにくく染めにくいため、全体を均一に染めることが難しく、染めあがりの髪色がムラになるなど、自宅でのセルフカラーリングが苦手な方も多いです。

 

ただ、美容院での白髪染めにもデメリットはあります。髪に負担が少ないようゆっくりと白髪を染めていくため時間がかかったり、そもそも美容院へ足を運ぶ時間がなかったり、費用が高くて頻繁に通えないなど、白髪ケアを定期的に美容院で行うのはそれなりに大変です。

 

市販の白髪染めも、美容院での白髪染めにもそれぞれメリットとデメリットがありますが、何を優先したいのかですよね。2ヶ月に1度は美容院、その間は市販の白髪染めで・・・など両方を賢く使い分ける方法もありますので、自分に合ったベストな利用方法を確立してみてはいかがでしょう。

 


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