よく染まる白髪染めはココが違う!知っておきたいヘアカラー剤別染まり方の違い
欲を言えば「頭皮にやさしい」「美髪になる」など、正直きりが無いですけど・・・
どうせ染めるなら良いものを使いたいと思い、口コミやランキングサイトで調べると、おなじみのものや新商品までたくさんの白髪染めを見ることができます。
でも、見れば見るほどその評価には個人差があって、結局自分に合うか合わないかは「実際に使ってみないとわからない」という結果に落ち着くんですよね。(笑)
もちろん参考になりますし、勉強にもなりますよ。
そういう経験の中で、白髪染め選びに欠かせないと感じているのが使用されている成分をチェックすることです。ひとことに白髪染めといっても、使われているヘアカラー剤には違いがあり、それぞれに染まり方や色持ちの期間が異なります。
どのような目的で何が使われているかを知って、自分にピッタリのよく染まる白髪染めを選びましょう。
ケースバイケースで使い分けも!ヘアカラー剤の種類は大きく分けて3つ
それぞれの特徴や染まり方の違いを知って、これからの白髪染め選びの参考にしてください。
染めたい場所や、白髪の量、髪のコンディションに合わせて使い分けると、髪や頭皮への負担を軽減できますよ。
アルカリ性酸化カラー
美容院や市販のヘアカラー剤の多くがこのタイプ。毛髪の内部までしっかり染める目的で、主成分にはパラフェニレンジアミンなどの酸化染料が使われ、「白髪染め」から「おしゃれ染め」までさまざまな色調のカラーリングが可能です。
毛髪中のメラニンの脱色と、キューティクルを開いて染料を内部まで浸透させていくので、髪の中心までしっかり染まり色落ちしにくいのがメリット。黒髪と白髪の髪色を均一に染め上げてくれます。
ただし、アルカリ度が強い場合は、髪と頭皮にダメージを受けることもあります。そして、ジアミン系の酸化染料は体質によりアレルギー反応を起こすことがあるので、使用前には必ずパッチテストが必要です。
ヘアマニキュア
爪に塗るマニキュアのように髪の表面に着色するタイプ。主成分は化粧品に使用される酸性染料で、色素を毛髪の内部へ導入する成分のジアミン系の酸化染料を含まず、ジアミンに対してアレルギー反応を起こす人や、髪や頭皮がデリケートな人におすすめです。
ただし、染料が髪の表面に付着するだけなので、酸化染料で染めた場合と比較するとシャンプーなどで色落ちしやすく、パーマがかかりづらくなる場合があります。
塩基性カラー
白髪染めシャンプーやヘアカラートリートメントなどがこのタイプ。主成分はプラスの電荷を持つ水溶性染料で、髪の表面のマイナス部分に結合することで着色します。最近よく見かけるイオン結合で染毛する白髪染めがこのタイプ。髪や頭皮に負担が少なく優しい白髪染めとして人気があります。
塩基性カラーそのものの分子は大きく髪の内部に浸透しないため、分子が小さくキューティクルを開かなくても染料が浸透するHC染料をともに配合した商品が多いです。
ただし、染毛力が弱く即効性がないため、白髪が染まるまでには数回使い続ける必要があり、染料が髪の中心まで届きにくいため色落ちがしやすいです。
それぞれの特徴が知れば、自分に必要な白髪染めがどのタイプなのか見えてきますよね。
よく染まる白髪染めとはどういったものなのか、なぜ色持ちに差があるのかなど、白髪染めもなかなか奥が深いと思いませんか?
これらを併用することで、それぞれのメリットとデメリットを上手に補い合い、キレイな髪色をキープしつつ髪や頭皮のダメージを軽減することができるわけです。
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